スウェットとトレーナーの違いとは、生地の特徴などもわかりやすく解説

  • 2022年1月27日
  • 2023年9月14日
  • コラム
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そもそもスウェットとはどんな服?

スウェットとは、綿を平編みにしたニット生地のこと。 表地と裏地で質感が異なる二重構造生地で、表面の編み目が細かく滑らかなのに対し、裏地はタオル地のように起毛感があるのが特徴です。 伸縮性に優れており、頑丈で汗を吸収しやすい素材としても知られています。

そもそもSweatという単語が”汗取り”という意味なので、裏がタオル地になっているという点から、様々なシーンで活用されやすく普及したということが分かりますね。

素材と織り方で定義されている

スウェットはニット生地というのは知らない人も多いかと思います。
ニットは編み生地で作られた服全般を指します。

ただ通常のニットと違い、コットンベースが多いため、あまりニットと言う感覚はありません。

基本的にはコットン素材で裏面がタオル地になっているものをスウェットと呼びますが、冬用に裏起毛にしたものもスウェットと呼びます。

スウェットの語源

英語で”汗”や”汗取り”を意味するスウェット(sweat)は生地の名前がそのまま来ています。
ポカリスエットというスポーツ飲料水の名前もあるぐらいですからね。

元々はトレーナーが一般的な呼び方だったが、スポーツ用とファッションを分けるために、当時アイビーファッションで有名な「VAN」の社長である石津謙介さんスウェットという呼称を発案しました。

海外ではSweatでは通用しません。Sweatshirtとなります。

スウェットの特徴

吸湿性が高く厚手で、伸縮性、吸汗性、防寒性にも秀でている素材です。
一般的にはゆったりとしたデザインなので着心地もよくリラックスできるのが特徴です。

スウェットと混同しやすい服

スウェットシャツと混同しやすいアイテムは、スウェットシャツと何が違うのでしょうか。

<パーカーとの違い>

パーカーとは、トップスにフードがついているアイテムのことを指します。かつては、スウェット生地が主流でしたが、近年は、ナイロンやフリースなど、様々な生地のパーカーが存在します。

<ジャージーとの違い>

ジャージーには、スポーツ用品によく使われるメリヤス編み(ジャージー織り)の生地が使われます。名前の由来は、イギリスのジャージー島です。ジャージーは、スウェットと同様の編み物であるため、高い伸縮性を持っています。ただし、ジャージーに使われる生地は、スウェットに使われる生地とは異なります。スウェットの生地には、主に綿が使われますが、ジャージーの生地には、主にポリエステルが使われます。

<セーターとの違い>

セーターも編み物ですが、使われる生地は、スウェットとは異なります。セーターの生地には、毛糸が使われます。ですのでウールで編まれたものはセーター、コットンで編まれたものはスウェットとなります。

トレーナーとスウェットは同じもの

トレーナーとはスウェットと同じものであり、生地、形など両者に違いはありません。

「トレーナー」はスウェットシャツのことを指す和製英語で、日本独特の表現です。トレーニングウェア、トレーニングシャツから名付けられました。

ですので「トレーナー」も「スウェット」も基本的には同じものです。

ジャージとの違いは生地で決まる

ポリエステルなどを使用したスポーツに適しているものをトレーナー、コットンベースでタウンユースで着られるものをスウェットと区別されています。


スウェット生地には実は2種類ある

ファッション系 コットンスウェット
スウェットといえばコットンやコットン混毛のスウェット。代表格のチャンピオンにあるようにワンポイントでメーカーのロゴが入っているものが有名ですね。

スポーツ系 ポリエステルスウェット
ポリエステル素材のスポーツ系スウェットはつるっとした光沢感が特徴的。速乾性があり、一般的にはこちらはトレーナーと呼ぶことが多いです。

春夏におすすめの裏毛(裏パイル)

GOAT ゴート 裏パイルクルーネックスウェット

コットン100%の裏パイル素材を採用した13.5ozスウェットシリーズ。

表面にはドライタッチな空紡糸を使用し、裏面を柔らかなコットン素材のパイルにする事で、幅広い年齢層にデイリーに着用してもらえるよう肌触りの良い軽い着心地になっています。GOATの特色でもあるSTAY FRESH加工により抗菌防臭、制菌、抗ウィルスにも対応しています。


裏地は春夏らしい薄手の生地感を採用しています。ドロップショルダーで雰囲気よく着られます。



秋冬におすすめの裏起毛

VDS ヘヴィークルーネックスウェット

12オンスの肉厚な空気紡績糸を使用したスウェットです。

乾いた硬い手ざわりの厚手生地が特徴で肉厚でアメリカボディを彷彿とさせます。この生地の特徴は型崩れがしにくく、洗うほどにタフになり、着込むほどに独特の風合いと経年変化が楽しめます。

スウェットといえばチャンピオンのロゴが思いつきますが、みんな着ているというイメージが嫌な方にこういったオリジナルかつ主張が強くないロゴのスウェットがオススメです。

ヘヴィーで肉厚な生地で裏毛を掻いて起毛に仕立てているので、バツグンに保温性が高いのも特徴。お出かけ用だけではなく、冬の自宅用にもパジャマとしても使える万能タイプです。



定番アイテムのスウェットを正しく知って着こなそう!

スウェットといえばチャンピオンが最初に思い浮かびますが、古着のチャンピオンはプレミアが付くことも多く、とても人気があります。

ただし流通量が多いため、人と被りやすいことも。ロゴ入りならVDSのような知られていないかつ、しっかりとしたヘビーウェイトで作っているスウェットもオススメです。

スウェットはリラックスして着られるアイテムですので、ジャストサイズよりは少し外してゆるめで着るのがオススメ。ただし上下スウェットだったり、下も緩いパンツを穿くと全体的に部屋着のような感じが出てしまうため、上がゆるめなら、下は細目のパンツを穿いたり、ちょっと高級に見える羽織モノを上に着たりしてバランスを取ることが大切です。

スウェットの特性を理解してお洒落に着こなしたいですね!


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