意外と知らないデニムの正しい洗濯方法!色移りや縮みを防ぐ方法も解説

  • 2022年3月20日
  • 2024年4月12日
  • コラム
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デニムって洗っていいの?

デニムは洗ってはいけない!

このようにデニム(ジーンズ)の洗濯については否定的な意見も多いですよね。人によっては10年1回も洗ったことがないなんて人も・・

確かにデニムは洗うと色味が落ち、風合いは変化します。

ですが、デニムを穿けば汗を掻き、汚れやニオイがつきます。

それを放置すると汚れによって生地は劣化してしまい、それはデニムとって良くないことです。

今回はデニムの洗濯についてフォーカスしたいと思います。

デニム(ジーンズ)は高頻度で洗わなくてもOK

デニムは洗った方が良いのですが、高頻度で洗うとどんどん色味が落ちてしまい、アタリが出る前に色が薄くなってしまいます。

毎回履いたら洗ってしまうのは良くありません。

洗わないのはNG

デニムはニオイの成分を放置すると生地ですので、劣化の原因になります。元々デニムの染料は虫除けの効果があるため虫食いの心配はあまりありませんが、生地の劣化は他の繊維と同様に起こりますので注意が必要です。

臭いや汚れが気になったら洗う

季節にもよりますが、5,6回に1度か、もしくはニオイがついたときに洗う程度で問題ありません。

洗濯の前に!気をつけるべき5つの注意点


他の衣類と一緒に洗わない

デニムに使われているインディゴ染料は水に濡れると色移りしやすい性質があります。かなり洗い込んでいるデニムやユーズド加工のデニムは大丈夫な場合がありますが、なるべくデニム単体かインディゴ製品のものだけで洗うようにしましょう。

ロールアップしている場合は伸ばす

ロールアップしていることを忘れて洗濯してしまいがちですが、ロールアップしているとそこにホコリが溜まっています。またそのまま洗ってしまうとそこにアタリが出てしまったり、ロールアップしている部分だけ色が落ちないので、おかしな感じになってしまいます。

ロールアップは必ず伸ばしてから洗濯しましょう。

ボタンやジップは閉じておく

ボタンを開けたまま洗濯をすると、ボタン周りの生地がどんどん弱ってきてしまい、外出中に取れてしまったり、ファスナーの金属部分がジーンズに擦れて生地を傷つけてしまったりします。

ジーンズ自体の型崩れの原因にもなるのでボタンとファスナーは閉めておきましょう。

裏返しにする

表向きのまま洗濯するのも良いですが、生地同士が擦れて一部だけ色が変わってしまったり、生地へのダメージも大きいです。

裏返して洗濯することによってこれらを防ぐことができます。

洗剤は直接デニムにつけない

洗剤は水の溜まった洗濯槽に入れるようにし、生地に直接かからないよう注意します。また、洗剤の量が多過ぎるとすすぎが十分にできず、かえって生地を傷めてしまうおそれがあります。必要分の容量をきちんと守り、入れ過ぎないようにしましょう。

大切なデニムを傷めない洗濯方法


洗濯機でデニムを洗う方法

洗濯ネットに入れる

裏返しにしたら洗濯ネットに入れて洗います。

このときネットの中に押し込むのではなく、折りたたんで入れるとシワがつきにくくなります。

ただし、折りたたんで洗った場合重なった部分の汚れが落ちにくくなってしまい、汚れ落ちのムラが出てきてしまいます。汚れの部分は外側にしましょう。

ドライコースなどのなるべく短時間のコースで洗う

デニムは長い時間洗っているとインディゴ染料が剥がれやすくなってしまい色落ちの原因にもなります。
デニムを洗濯機で洗うときは「手洗いモード」や「ドライコース」で優しく洗いましょう。長時間の洗濯を避けるため、「洗い」や「すすぎ」を短くし脱水を1分にするなど調節してください。

洗剤は中性かデニム専用洗剤を使用

粉タイプの洗剤は洗浄力が高く、色落ちの原因となってしまいます。また界面活性剤や漂白剤が入っている合成洗剤であれば、生地が傷む原因になるのでデニムの洗濯には使うのを避けてください。

色落ちを防ぐためにはおしゃれ着用洗剤などの中性洗剤やジーンズ用洗剤を使うのがおすすめです。

洗剤はジーンズの色落ちの原因となるので、大切なジーンズの風合いを長く楽しみたい方は注意して選びましょう。

手洗いでデニムを洗う方法

縮みを防ぐ為にはお湯ではなく水を使用

洗うときは必ず「水」を使いましょう。 お風呂の残り湯などの温かいお湯を使って洗うと、インディゴ染料が落ちやすくなります。

洗剤水を作る

5Lの水に、10ccの中性洗剤を混ぜます。中性洗剤は、水に対して、0.2%が目安です。

浸け置き洗い

デニムを洗剤を溶かした水に10分ほどつけておきます。このとき、液体をデニムにしっかり浸透させることが大切です。また、このとき、デニムを裏返す必要はありません。

10分のつけおき洗いをするだけで、洗剤水の色が黒っぽくなり、汚れが落ちていることがわかるとおもいます。多少の色落ちもしますが、こすったりしなければ色落ちは最小限にとどめられます。

水を替えてすすぎ

水を換えてすすぎます。洗濯桶の中に水をいれかえること2回。おしゃれ着用の洗剤は泡立ちなので、何度も繰り返しすすぎをする必要はありません。また、このときもなるべくジーンズをこすらないことで、余計な色落ちを防ぎます。

泡が残っているようなら、もう1回すすぎます。泡が出なくなったらすすぎ完了です。

脱水は洗濯機で

洗濯機の脱水コースをつかって、1分間、脱水します。このとき、洗濯槽にジーンズを沿わせることがポイント。ジーンズに余計なシワをつけることを防ぎます。

脱水後、水がたれおちなければ脱水完了です。まだ水がぽたぽたとたれるようなら、追加であと1分間、脱水をします。

デニムを干す時のポイント

乾燥機の使用は絶対にNG!

早く乾かしたい時にはつい乾燥機を使いたくなるかもしれませんが、型くずれさせたくないデニムに使うのは基本的にNG。意図的に生地を縮ませたい場合以外は、できるだけ陰干しするのがおすすめです。

お気に入りのデニムが縮んで履けなくなったということがないようにしたいですね。

洗濯後すぐにシワを伸ばす

ジーンズをくしゃくしゃの状態で干すと、しわがくっきり残ったまま乾いてしまいます。まだ濡れている状態の時に、きちんと形を整えておきましょう。私の場合ですが、三つ折りにして叩いてシワを伸ばしています。

日陰干しか室内乾燥が推奨

ジーンズの日焼けを防ぐため、日陰干しをします。室内も良いですが、出来れば風通しの良い外がオススメです。日光が直接当たると変色の恐れがあるため、裏返してなるべく日が当たらない場所に干しましょう。

ピンチハンガーで筒状に干す

筒状にして干すことによって中に空気が入り、風通りがよくなり手っ取り早く乾かすことができます。ジーンズの厚い生地でもきちんと乾き、湿った嫌なニオイなども残らず時間短縮にもなります。

ピンチハンガーや干す用の便利ハンガーを使うと良いです。

正しい洗濯方法でデニムを長持ちさせよう

Tシャツと相性バツグンのボトムスといえば、デニム(ジーンズ)。気負わないかっこよさで、年代を問わない人気を集めています。

もともとデニムは、作業着として着られた丈夫なアイテム。そのため、耐久性が高いという特徴があります。しかし、だからといって洗濯やお手入れを適当にしてしまうと、せっかくの丈夫な生地も劣化しやすくなってしまいます。

たとえばデニム好きな人の中には「色あせを防ぐため、デニムは洗わないほうがいい」という人がいます。確かに、頻繁に洗濯をするとジーンズを染めているインディゴ染料は落ちやすくなり、色あせの原因となってしまいます。

しかしだからといって、洗濯をせず汗や皮脂がついたままにしておくと、生地は劣化し、傷みやすくなります。
つまりデニムを劣化させず長持ちさせるためには、汚れたときにはきちんと正しい洗い方で洗うことが必要なのです。

正しい知識でデニムを清潔に保ちながらいいヴィンテージ感を出していきましょうね。

とっておきの1本になるオススメデニムはこちら

デニム好きにとって岡山県は特別な地域です。

かシャネル・ルイヴィトン・グッチ・プラダを始めビッグメゾンもこぞってここでデニムを生産しています。またディオールがKUROに生地の提供を申し入れたなんて噂があるぐらい、日本製デニムの中でもそのセンスは群を抜いています。

KUROでは様々なシルエットのデニムを生産しており、毎シーズン入荷が追いつかないほどの人気です。日本人の感性に合うシンプルな革パッチとバッグポケット、さりげなくブランドアピールをしているランダムステッチ。

デニム好きならぜひとも試して欲しいブランド、それがKUROです。

KURO Anders デニムパンツ ノンウォッシュ 19,800円

ヴィンテージデニムを0からミニマムに仕上げた、わたり幅は広く股上も深い赤耳付きのストレートデニムです。ワークウェアのようなカジュアルさだけでなく、上品さを併せ持つ一着に仕上がっています。


KURO Futura デニムパンツ ワンウォッシュ 18,700円

デニムでは王道のストレートデニムをクラシカル、かつモダンにデザインした赤耳付きジーンズ。生地には14オンスの生機(整理加工前の生地)を使用することによって毛羽感や生地の質感は、デニムが本来持っている自然な風合いや味を一層引き立てます。


当店ではお買い上げのデニムを有料でユニオンスペシャル初期型(黒)を使用したチェーンステッチサービスを承っております。

チェーンステッチだと洗っていくうちに波打つようなアタリが出てくるのが特徴です。このチェーンステッチは町のお直し屋さんでは出来ないことも多く、出来たとしてもデニムの知識が乏しいアルバイトのケースも多く、きちんとデニム専門で長くチェーンステッチを手掛けている工房と提携をしています。


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